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2021年5月1日ニュース

新シリーズ:「ファミリービジネス:永続のための処方箋」 第五回:「後継者たちが承継をためらう理由①」を投稿しました。

新シリーズ:「ファミリービジネス:永続のための処方箋」

第五回:「後継者たちが承継をためらう理由①」(2021年5月1日)

先日がんで急逝されたお父様の後を継いで社長に就任された若手経営者から、「生前父とは事業への思いや夢、苦労話を聞く機会は一切作れなかった。長年連れ添った母もまったく事業の話を聞いたことはなかったようでショックを受けた」とのお話を伺いました。わが国では、「仕事(=お金)の話は、家族(”女子供”)には敢えてしない、家族に要らぬ心配をさせないのが甲斐性」といった古い考え方が根深く残る中で、仕事の忙しさをエクスキューズにして次の後継者に対してさえ話ができていない経営者が多くみられます。

しかし、そうだとすると後継者は何故創業家に生まれたという理由だけで事業を継承する必要があるのか、納得できません。優秀であればあるほど職業の選択肢は広がっています。地方中小都市のファミリービジネスの場合には、「常に〇〇家の跡取り息子(娘)という目で監視されているような気がして息が詰まるので外にでたい」という後継者も多くみてきました。

では、どうすれば創業の理念や将来のビジョン、これまで幾多の試練をどう乗り切ってきたのかといった苦労話を後継者たちに有効に伝えることができるのでしょうか。意を決して「経営上の遺言」として紙に残すというのは一つの方法でしょうが、それよりももっと良い方法があります。実際に家族の前で話をし、質問してもらうことで話を掘り下げ、それをありのままに記録に残すのです。私たちフィーモは、こうした場面に第三者として立ち合い、議論を盛り上げるファシリテーターや速記者の役割を担うことが多いのですが、こうした対話を5~6時間持つことによって、家族の結束が驚くほど強まるという感動的な場面を何度もみてきました。実はかくいう私自身も、サラリーマン時代は悪い見本の典型でした。しかし還暦を過ぎ、漸く最近「千夜一夜物語」と称して毎回1時間子供たちにこれまでの回顧録を聞いてもらい、”突っ込んでもらい”、それを記録に残すという試みを始めました。私自身の「こころの相続」も実は始まったばかりなのです。(by 大澤 真)

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