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2021年2月13日ニュース

ファミリービジネス関連の書籍を紹介する「J.P.通信」でEps.26 高橋 祥子著 『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』を投稿しました。

(FBページはこちら⇒ https://www.facebook.com/JP通信-by-FEMO-782507828813683/?modal=admin_todo_tour

2021年2回目の投稿は、ゲノム解析サービス企業「ジーンクエスト」の代表取締役で生命科学研究者の高橋祥子さんの著書の紹介です。
この著書の主題は、「生命原則を客観的に理解した上で主観を活かす思考法」です。自身の専門である生命科学に基づき、個人の悩みや企業レベルの課題解決を図る高橋氏の思考法は、非常に新鮮な衝撃を与えてくれます。
今の混沌とした世界で、人間の「多様性」の理解など、今の社会にとって直近の課題に私たち今を生きる世代はどう向き合っていくべきか。より良い世界の実現を目指す全ての人々に勇気を与えてくれる、生命科学が解き明かす人間の可能性をまとめた一冊です。

J.P
by FEMO(https://www.fe-mo.jp/)

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『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』
高橋 祥子 著

「そこにいるというだけで、生命はその存在自体が尊いのです」。当時お腹に我が子を抱えながら執筆していた高橋氏は、あとがきの中でこう語っている。「テクノロジーが発展して常に変容する世界」において、私たち人間の存在価値が再び問われている今、生命科学者である著者のこの発言には大いに勇気づけられる。
高橋氏は著書を通じて、「生命の仕組みが完璧ではないのは、外界の変化に適応するため不安定性の担保に命をかけているから」だと説く。その手段の1つとして生物は多様性を保有し、多様性は生物が命をかけて作り出してきた生命の最大の特徴とも指摘する。中でも人間は主観的な意志を活かして行動できる数少ない生物であり、これはAI(人工知能)では代替できない。つまり、私たちは主観という唯一の価値を持っている限り、何物にも代えがたいものなのだ。私たちも含めた地球上の生命の最大のミッション、それは「生き残ること」であり、そのために進化し続けた結果が、今を生きる私たちである。
この前提の下、生命科学を通して人類に関する多くの謎を理解しようと努めれば、その背景にあるものが見えてくる。「私たち人間の本能的な行動や欲求、一見すると非効率にも見える負の感情、苦労して作り出した命をわざわざ壊すという非効率で非合理的な「死」という現象の存在の意味を、私たちは本当の意味で理解することが出来る」のである。
大事なのは、状況に応じて適切な視点に切り替えて動かせること、すなわち「視野を広くも狭くも自由に設定できる能力」だと高橋氏は指摘する。私たちが課題を解決できない原因の多くは、この能力が欠けていることにある、と。「非常に狭い視野で物事を考えていると、いつまでたっても解決策を見出すことができず、挙げ句の果てに考えることをやめてしまい思うような成果が出ないという最悪の事態となる・・・答えや本質は視野の外に存在するはずなのに、まるで答えが存在しないかのように感じられ思考停止に陥る・・・思考し課題を解決すべく行動し続ける状態を維持することこそ、人類の1つの希望」なのだ。
高橋氏は、課題を決してネガティブなものとは捉えない。課題の本質は「解決することでより良い未来に到達できるものであり、それを意識づけてくれるもの」であり、それを見つめることで自身の主観的な意志をしっかり認識して行動に移していくからこそ、より良い未来に行くための原動力が得られると信じている。その科学者としての「主観」は、まさに唯一無二のものだろう。
私たちは、誰もが自分の持つ生命変化(生まれてから成長し老いて死ぬまで、著書の中ではエントロピー増大則というフレーズで登場する)の中で生きている。その宿命から逃れることはできない。その中でどのような行動変化を起こしたかが、人生の充実度にとって大事なのである。そのために、私たちには自身の内発的動機、「主観」が必要なのである。
高橋氏はこう語る。「私たちが持つ利己的な遺伝子の性質を知り、それに抗って考え、行動していくことこそが、地球や宇宙を含めた私たちの世界をより良いものにするための希望となる」と。
絶え間なく変化するこの「小さな」世界は、課題でまさに山積みだ。そんな世界で、今日も私たちは生き残るべく、課題を解決するために今も進化し続ける。1人1人の「主観」が、世界を目に見えないぐらいだが、確実に進化させている。その先の未来に、今を生きる私たちは誰もが例外なく、どんな形であれ必ず含まれているのだ。私たちは、誰一人として欠かせない、未来の構成要素なのだ。

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