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2019年6月4日ニュース

当社の新しいFacebookアカウントとして、「J.P.通信」をオープンしました。ファミリービジネス関連の著作を中心に取り上げた紹介文を投稿させていただいております。~Eps.1 かのう ひろみ著『幸せな着ぐるみ工場』~

(FBページはこちら⇒ https://www.facebook.com/JP通信-by-FEMO-782507828813683/?modal=admin_todo_tour

初めまして。
株式会社フィーモ取締役、大澤純平通称J.P.と申します。
本日からファミリービジネス関連の著作を中心に取り上げた紹介文をこの「J.P.通信」アカウントで投稿させていただくこととなりました。お時間のある時にご一読いただければ幸いです。
第1回目の投稿は、宮崎の”kigurumi.biz”です。
株式会社フィーモ共々、これからもよろしくお願い致します。

Eps.1  かのう ひろみ『幸せな着ぐるみ工場』
良本と出会えた。かのうひろみさんの初の自叙伝『幸せな着ぐるみ工場』だ。
ビジネス書というより、自叙伝という方がしっくりくる。彼女の文章は実に詩的だ。子供たちと過ごした奥会津の細かな描写、シングルマザーだった時のリアルな葛藤など、まるで小説を読んでいるような軽快なテンポがある。
この本の中でかのうさんは、度々「恥」というフレーズを使う。離婚してシングルマザーになった時の、弱虫で情けない自分に対する恥。日本で災害に見舞われた人々に対し、何も出来なかった無力な自分への恥。考えの足りなかった自分への恥。彼女は、本書でそれを堂々と書いているところにとても共感できる。かのうさんの尊敬するご主人はじめ、多くの人々との出会いの中でその感情が湧いたのだろう。一人の妻として、親として、何より着ぐるみたちのお母さんとして、恥ずかしくない自分でありたい。そんな思いもあったのかもしれない。非常に人間らしかった。そしてそれが彼女の人間としての謙虚さでもある。
かのうさんはじめ、着ぐるみファンの方には申し訳ないが、僕は着ぐるみないしゆるキャラにはあまり興味がない。買う人の価値観も、ハグを求める人の心情も、一目見ようと遠方からやってくる人を動かす原動力も分からない。
一つ理解できるのは、kigurumi.bizが世界中から求められる理由だ。それは自分たちの産み出すキャラクターたちを作りこむことに並々ならぬ時間と労力を割いてきたということ。
彼女たちにとって着ぐるみたちは、ただの商品ではない。誰かを喜ばせたい。元気にしたい。土地や集団に特別性を持たせたい。そこから得た富で暮らしを豊かにしたい。そんな確固たる目的をもって産み出された優れた「生き物」なのだ。命あるものに、人は特別な感情を持つ。そう、リクツではないのだ。だからみんなから愛され、自分が与えたものに相当する対価を得る権利がある。そしてそんな生き物は、常に純粋で健全な精神を持った人間の手によって作られる。
かのうさんはこれまで、県内外問わず様々な場所で講演を行っている。主に、働き方改革やワークライフバランスに関するものだ。彼女は以前、職場環境の改善を目的に面接とアンケートを行った。社員たち1人1人が抱える悩みや問題に、まさに1人ずつ誠実に向き合ってきた。自身への反省は多々あったが、それが今のkigurumi.bizを「幸せな着ぐるみ工場」にしていくキッカケとなった。そこから利益を下げることなく、週2日のノー残業デーはじめ、5年以上勤務した正社員に与えられる2週間のリフレッシュ休暇。会社の経費で社長を交えておいしいご飯を食べる企画「やまめし」、アート助成金など、魅力的な職場を作っていった。そこから生まれた着ぐるみだからこそ、みんなを幸せに出来る。
自分の仕事に行き詰った人。今の自分を変えたいと思ったら、ぜひ手に取ってもらいたい。
あなたの幸せの見つけ方のヒントが、きっとそこにあるはずだ。

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