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2020年10月13日ニュース

「アドバイザーのつぶやき」第12回を投稿しました。

★アドバイザーのつぶやき 第12回 20/10/13★

財務と経理を司るCFOは大事なポジションです。CFOが社長になるとロクなことがないのは定説ですが、社長のそばに置いて出来るだけファミリー、経営執行者、オーナーの状況を把握させることは大事なことだと思います。

さて会長が保有する会社Mの株をどのように承継するかについてです。最良の方法は社長が承継することで、会長もそれを期待していましたが、そうはなりませんでした。このことが、会長が完全に引退してから数年後にこの会社が独立していられなくなった原因でした。

この会社はファミリー企業ではありませんので、相続で株の承継を行うことはありません。社長が会長の株を買取らなかった為、会長株のはめ込み先として、会長とCFOが考えた手は3つあります。一つ目が銀行に持ってもらうこと。時代に逆行していると思われるかもしれませんが、地銀の中には激しい貸出競争の中で取引先の株保有を積極化しているところがあることをCFOは掴んでいました。2つ目は一般社団法人を設立すること。その後の税制改正で使いづらくなりましたが、当時は株を退避させる手段として効果的でした。少し複雑な仕組みを盛込んでいましたので、監査法人と税理士とは2年前から協議をしてOKをもらっていました。3番目は役員持株会と従業員持ち株会です。

CFOがオーナーや経営執行者が次に何をやりたいのかを正確に把握していれば、日ごろの金融機関、顧問税理士、監査法人との会話の中でアンテナを張ることができます。次回は、CFOに情報を伝えなかった為に起こった悲劇についてつぶやきたいと思います。(by smile)

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